第七期神楽坂美術塾 第十五回・十六講座
「ガラス絵を描く」


■日時 
12月14日(木)
     12月17日(日)
■場所 
アユミギャラリー高橋ビルB2
講師 山縣寛子氏


美術塾初の試みとなるガラス絵に挑戦しました。簡単にガラス絵について説明して頂き、すぐ作業に入りました。今回はアクリル絵の具で描きましたが、普段使っていないので皆さん手こずっていたようです。しかし、木曜と日曜の二日間かけて仕上げたガラス絵はどれも力作となりました。

【ガラス絵の歴史】
 17〜18世紀頃よりガラス板の品質向上とともに本格的にヨーロッパで描かれ始める。(ドイツや東欧諸国が盛ん)
 ・農民の宗教芸術
 ・イコン(カトリック)
 ・風景画(プロテスタント)
 その後、中国・日本(江戸時代)に伝わる。しかし、複製しやすいため、広く普及し大量に製造され通俗化してしまう。
 1920年頃、洋画家小出棆重によってガラス絵の秀作が描かれたことで復興し、近代芸術とのつながりができた。

【ガラス絵の特徴】
1.左右を逆に描く
2.順序を逆に描く
3.普通の絵では最終に描かねばならないところをガラス絵ではまず最初に描き始める
4.マチエール(絵肌)がほとんど感じられない
5.補筆や修正が困難

▲講座風景/ガラス絵の説明

▲講座風景/聞き入る塾生

▲講座風景/描き方の見本

塾生作品

※上の画像をクリックすると塾生の作品が御覧頂けます。
 また、撮影した画像を使用しているため、歪みや光の反
射がございますがご了承下さい。         




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