○募集期間:2004年6月14日(月)〜9月15日(水)
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○搬入締切:2004年9月15日(水)消印有効
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○発 表:2004年9月30日(木)(かぐらむら誌上・アユミギャラリーWEBにて発表)
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○賞 品:パリ往復航空券【2004年11月22日〜11月30日予定(8泊9日)に開催されるアユミギャラリー主催のスケッチツアーに参加。往復航空券以外は自己負担】
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○応募方法:規定の応募用紙(pdfダウンロード)に必要事項を記入のうえ全作品の裏面に貼付し、80円切手を同封して事務局まで郵送してください。
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○応募先:アユミギャラリー(〒162-0805新宿区矢来町114)
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○審査員/鈴木喜一(アユミギャラリー代表・画家・建築家)・大橋富夫氏(写真家)・榎明人氏(データフォト社長)・田中健二氏(神楽坂カルチャーセンター)長岡弘志氏(かぐらむら編集長)
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※お問い合せはアユミギャラリーまで
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●古きを活かす(ポストカードコンテストに寄せて)
「神楽坂らしさ」ということをみんなよく言われますよね。それはどこにあるかというと、やはり無数にあるいろんな坂道と迷路のような細い路地なんです。神楽坂のまちは第二次世界大戦で壊滅的に破壊されていますから、いまある建物や風情も昭和20年以降のものなんです。だからまあ古い建物でも50年をようやく越えたところですね。このアユミギャラリーも昭和22年の建物なんですよ。ただね、坂道と地割は江戸からずっと継承されてきた。坂と路地を活かしたまちづくり、家づくりを地道にコツコツと戦後やってきた。だから、どこか江戸・明治・大正の匂いもするんですよね。
昭和20年から昭和30年といえば、経済的にもたいへんだったし、建築の材料も乏しかった時代です。しかし、建物の構造から細部まで職人さんたちが丁寧につくった痕跡が見られます。まちや建築に対する考え方が建主ともども真摯でしたね。高度成長期以降は経済合理主義が優先して、まちも建物もどこか心地よさというものから徐々に離れていく。それは歴然としていますね。いま神楽坂も新しい時代に入っていくわけですが、こうした古い建物や路地・坂道を確実にディフェンスしていくことが、このまちの魅力の根源を担っていくとことにつながると思います。
(アユミギャラリー主宰/鈴木喜一)
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