■9月27日(土)18時〜19時30分
旅の中でどんどん対象を受容していきますよね。風景や人等に交わってその中で自分が鋭敏になったり、変化したり、解体していくわけなんです。日常の仕事の中では、旅で無意識に受容したものをベースにして自分の世界が漠然とでも出せたらと思うんですよ。そんなことで、これまで地球全域にわたる旅をふりかえりながら「旅と日常」「住まいの原点」について考えてみたいと思います。
講師:すずききいち……1949年静岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。武蔵野美術大学講師。84年、鈴木喜一建築計画工房開設及びアユミギャラリーを開廊。実務のかたわらアジア辺境を中心とした独自の旅を続け、プリミティブな人間の風景をじっくり記録している。著書に『新・大地の家』(建築資料研究社)、『まちと建築を再生する』(武蔵野美術大学出版局)など。
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