第12期通年テーマ

旅と建築☆住まいの新しい視座

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 戦後の高度成長期以降、日本が進んできた大量生産・大量消費の社会システムとそのもとでの生活スタイルは、いまや地球環境問題、資源の枯渇、各種汚染による健康への被害など、さまざまな局面で大幅な軌道修正を余儀なくされています。

 経済的な側面でも、また人間の生きる場と空間という意味でも、建築は常に時代の姿の反映でありました。今までの、古いものを一掃し、最新技術を謳歌し、表面的なきれいさや豪華さを求める家づくり・まちづくりのあり方では、これからはもうたちゆかないという危機感を、いまや多くの人びとが共有し始めたといえるでしょう。



▲建築塾第12期までの通年テーマ

 建築と生活の新しい座標軸をどこから見出すか。そのカギは「古い集落とまちにある」と私たちは考えます。時間の蓄積を体感できる場を慈しむ感性、人間の手技を大切にし、お金だけでは計れない住まいの価値を自らの目と手でつかむこと。「ほんとうの豊かさ」を、建築という共通の土俵の上から、多角的に、そして実践的に学んでいきます。さらに古民家や近代建築、伝統的建造物群保存地区の見学等を通して、流行に左右されない確かな生活の実感をつかみたいと思います。今期は「旅と建築☆住まいの新しい視座」という通年テーマを設定しました。第11期までのテーマをベースに、より重層的に学んでいきたいと思っています。
(神楽坂建築塾塾長・鈴木喜一)

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[神楽坂建築塾事務局/石井]

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▲2009年の8月合宿講座「森と建築」宮城県栗駒 / 写真・大橋富夫

 

 

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