AYUMI GALLERY

遠軽客車庫一号

田名部 伸紀


昭和7年竣工 木造
昭和55年増築 鉄骨
鉄道はもっとも近代的なものの一つである。客車を格納するこの建築は、木造トラス組ながらも、このプログラムに答えるべく、無柱大空間を獲得している。
構造の明晰性、開口の規則性、そして鉄道の象徴的存在"線路"分岐の一端を持つ場所である。
開口より差込み、大空間を自由に行き来する太陽の光が、その線路と出会った瞬間に発する閃光は、まさに宇宙を感じさせてくれる。
それは、近代建築が求めたユニバーサルスペースを我々に垣間見せてくれる瞬間なのかもしれないと思う。

建物名:遠軽客車庫一号
竣工年:1932
建築家または棟梁:不詳
所在地:北海道遠軽町

 

近代建築史への旅・スケッチ展 vol.8
仮想展覧会

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