AYUMI GALLERY 99

陶器作品

RETURN TO HOME (帰るところ)
植野 智子

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 私にとって建築の保存・再生とは記憶の中の建物を作品の中で風景化する事だ。幼い頃遊んだ校舎の隅っこや廃屋などのもつ空間を取り出し作ることで、そこに戻る時間を考える。古い建物をスケッチすると、その建物に向き合った自分自身と建物の姿が残る、がそれらに共通した空間により記憶が浮上してくる。建物と向き合うことはそんな旅をする事でもあります。