AYUMI GALLERY

スケッチ展WEB展覧会

列島の北の端に立ってみる
(稚内港北防波堤ドーム)
森山 順子

所在地/北海道稚内市

竣工年/1936

設計者/   

←Back 

↓Return

           

Next→


 この防波堤は、戦前稚内〜樺太との定期船発着所として築設されたもので、アーチ型構造物として立案され、昭和6年に着工し昭和11年に完成したものだが、激浪のため老朽が進み(第二次世界大戦時の傷跡も多く残っていたとか)昭和53年より55年で改良施工が行われた。古代ローマの柱廊を思わせる独特の外観から通称「ドーム」と呼ばれ親しまれ、世界で唯一の形式のドーム型防波堤である。
 子供の頃より、このドームのはるか沖に見えるロシアの話を親類達から聞いていたためか、今となって家に帰ると、この列島の端にそびえるドームが見たくて車を走らせる。北海道にはこの旧樺太からの引き揚げ者も多い。昔は米軍キャンプもあってアメリカ人とも交流があった。