第11回スケッチ展へのお誘い
第11回目となる公募展「近代建築史への旅スケッチ展」、
今年は6月から9月にかけて東京・神楽坂と滋賀県・近江八幡市での巡回開催となりました。
全国から作品を公募します
【注/5/31をもって締め切りました】

 全国の有名無名の近代建築を描き続ける「近代建築史への旅スケッチ展」は、1993年から全国7箇所を舞台に、延べ700人が参加し開催されてきました。
 日本の近代建築とは、明治維新以降、高度成長期までに建てられた役所や銀行、学校などの赤レンガの西洋館、文明開化や大正ロマンの面影を残す下見板の家々、そして名もない近代和風の民家など、古き美しき建築たちのことです。ゆきすぎた成長至上主義やバブルへの反省から、職人や建築家の手仕事のぬくもりを感じさせる古建築への関心が、少しずつ高まってきました。1996年から始まった「登録文化財制度」も、そんな流れの中から生まれ、定着しつつあるのです。
 専門家だけでなく市井の一人ひとりが建物を描くことで、美しい建物に注目し建物へのエールを送りたい、一人でも多くの人びとに建物とまちなみの大切さを伝えたい、というメッセージをこめて、今年もみなさんに「近代建築史への旅」をよびかけます。

 今回は東京・神楽坂と、滋賀県・近江八幡市を会場に選びました。とりわけ近江八幡は、日本へのキリスト教伝道を絶対的な目的としながら、建築設計・教育・医療・製薬などの事業を活発に行い地域文化に大きく貢献したW.M.ヴォーリズゆかりの地であり、彼の珠玉の建物たちを再び現代のまちづくりの核にしようとしています。そのヴォーリズ作品「旧八幡郵便局」の保存再生に取り組む市民グループ「一粒の会」が、今回の共同よびかけ人となりました。
 全国と近江八幡・神楽坂を結ぶ第11回スケッチ展に、ぜひ力作をお寄せいただきたいと思います。


2000年3月
よびかけ人

                  太田吉雄(一粒の会会長)
                  鈴木喜一(建築家・武蔵野美大講師)
                  宮本和義(写真家)
        

11回スケッチ展表紙