AYUMI
GALLERY
2003

スケッチ展
WEB展覧会

標茶町郷土館/大沼 清

所在地/北海道標茶町  竣工/1885年  設計者/不明

 和洋折衷の独特なスタイルの建物だが、上げ下げ窓、下見板、棟飾り等に110年余の歴史の重みを強く感じた。
 明治18年に釧路集治官署として建設され、その後軍馬補充部、戦後は高校へと用途が変わり、昭和44年に町の郷土館として移転復元され、町の文化財に指定される。
 爽やかな初夏の日差しの中でのスケッチとなった。補修工事中で閉館していたものの、地域歴史の中核としての役割と、建物保存への関心の高さを痛感した。