小田原城趾公園内にある洋館。今は無料観光案内所として利用されている。昭和7年に小田原市の図書館として建設され、昭和8年から昭和29年までその役目を果たし、その後郷土資料館として第2のお勤めをしたそうです。
この建物はお堀端に出来た銅門の近くにあるのですが、残念ながら観光客はこの建物の側面しか見ないようです。もう少し足を運ぶと、正面玄関が見えるのに……。
建物の顔はやはり玄関にあります。威風堂々としたその姿には引きつけられる物があり、思わずスケッチしてきました。背景となる松林がこの建物を引き立てているところを見ると、設計者がこちらを玄関にしたのもうなずけます。小田原にいらした際は是非正面玄関からの観賞をお試し下さい。左側にある石碑あたりからがベストポジションです。
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