青山恭之
作品タイトル:順天堂精神医学研究所

網戸通夫
作品タイトル:福岡市赤煉瓦文化館/旧日本生命九州支店
所在地:福岡市中央区天神1-15-30
建築年:明治42年(1909年)
設計者:辰野金吾
[国指定重要文化財]

 

有地訓
作品タイトル:ホテルニューグランド旧館
所在地:神奈川県横浜市中区山下町10番地
創業:昭和2年(1927年)
設計者:渡辺 仁


石田史子
作品タイトル:横浜234番館


市川友香
作品タイトル:平清水の家
所在地:山形県山形市平清水
建築年:明治2年(1869年)
設計者:不明
雑感:
2012.6.6 15:00
「これから、お茶飲みに行くんだけど、一緒いく?」
散歩中、喉が渇いたので、友達の美容師さんのお店へ遊びに行ったら(いつも美味しいコーヒーかミントティーを出してくれる)、彼は丁度出かける所だった。ノコノコ着いくと、辿り着いたのがこのスケッチの家。
住んでいるのは陶芸家さんで、自作の茶碗に抹茶をたててくれた。
苔むした屋根の下、陶芸と美容と絵画の話が渦巻いて、なんだか奇妙な時間となった。

 

上嶋明子
作品タイトル:早稲田大学演劇博物館

魚谷幸子
作品タイトル:根岸界隈
建築物の名称:光陽桜・金物「長谷川商店」・五十嵐提灯店・矢島写真館
雑感:
金物「長谷川商店」店先には何故か箒が沢山さがっている
五十嵐提灯店は創業慶応3年160年余、完全オーダーメイド
中華そばの光陽桜は、残念ながら閉まったまま
矢島写真館の前を通るといつもほっとさせてくれる



右内みち
作品タイトル:池上邸
建築物の所在地:松本市中央3
建築年数:推定250年以上
設計者:不明
雑感:
瓦屋根に圧倒された。夢中で描いた。
家の中、大黒柱や梁がそのままに残り、21世紀の今を忘れさせた。

円満字洋介
作品タイトル:製鉄所
建築物の所在地:大阪市大正区船町
建築物の名称:中山製鋼所第一工場転炉
建築年:1939年高炉設置、2002年転炉改造(現在休止中)
設計者:不詳
雑感:
大阪の産業を支えた製鉄所で敷地内には村野藤吾設計の本社ビルが残る。高炉は何度も改修され使われ続けたが現在は休止中だ。工場は時間の経過とともに改造され複雑になっていく。デザインされたものには無いおもしろさが工場にはある。もっと力強く描こうと思っていたが、やっぱりかわいくなってしまった。

 

大角雄三
作品タイトル:津和野カトリック教会
建築年:昭和初期
雑感:
内部は畳敷きの教会。ステンドグラスが印象的。

岡田祥宏
作品タイトル:横浜競馬場一等観覧席跡
建築物の所在地:横浜市中区根岸台(根岸森林公園内)
建築年度:1930年(昭和5年)
設計者:J.H.モーガン(米国)

小野順造
作品タイトル:武甲酒造
建築物の所在地:秩父市宮側町21-27
創業:宝暦3年(1753年)
店舗等その後改造して現在に至る
国指定登録有形文化財

小野吉彦
作品タイトル:雑司ヶ谷宣教師館
建築物の所在地:東京都豊島区
建築年度:明治40年(1907年)
設計者:不明
雑感:
近年外壁がきれいになり、白壁に鮮やかなグリーンが引き立っている。



神家昭雄
作品タイトル:精錬所跡
建築物の所在地:岡山県 犬島
建築年:大正時代
雑感:
廃墟となって、いっそう建築の力強さが現れ、心ひかれる夢の跡。

 

唐崎瑞穂
作品タイトル:坂田医院旧診療所
建築物の所在地:熊谷市妻沼1420
建築年度:昭和6年(1931年)
建築用途:産科医院


川島脩
作品タイトル:山中湖の古民家
雑感:
接道は 昔軌道が敷かれ 車輌を馬が引いていた 現在「馬車道通り」としてその名を残している 今回往時を思い起こさせる茅葺の家を訪ねてみた 築70年の2階建 1階は住居 2階は当時蚕を飼っていたが板の間とし使用 主柱は欅で頑強な造り
尚 20年前家を持ち上げ無かった基礎の石を敷く工事が施された


河原美由紀
作品タイトル:サカエヤクリーニング店


川村 啓明
作品タイトル:桜の中で
建築物の所在地:東京都文京区関口3-16-15
建築物の名称:東京カテドラル聖マリア大聖堂
建築年度:昭和39年(1964年)
設計者:丹下健三
雑感:
「そしてヴェールをあげて 彼と向かい合うときあなたが遅れて席につくのがわかった」
松任谷由実さん「心ほどいて」の一節。その舞台となった教会へ行ってきました。思えば20数年前、当時好きだった女の子と小澤征爾さんが振った第九を、ここで聴いたことがある。けれどその晩、東池袋のトリアノンで、敢え無く振られてしまったけれど。久し振りのカテドラルは、満開の桜に囲まれ折しも復活祭。信者の方に紛れて堂内へ。コンクリート打放しの巨大な板8枚を立て掛けたような構造の内部は、はるか高いところで十字架状のトップライトを形成し、無機的というより神聖な雰囲気を醸し出している。また3方のスリットと、祭壇後方の薄い大理石から溢れる光は神秘的とすら言える。味気ない物の代名詞となっているコンクリートに、命が吹き込まれた。コンクリートにも、こんな事が出来るんだ。そんな驚きの内部。またパイプオルガンの演奏に浴する事が出来たのは、望外の喜びだった。神父さんのお話はよく理解出来なかったけれど、復活祭を祝うように咲く、この満開の桜が毎年毎年、平和の中に万朶と咲き続く事を祈らずにはいられなかった。色褪せかけた青春時代の想い出は、本日新しい色付けとなって蘇りました。

岸成行
作品タイトル:神田まつや
建築年:大正13年
設計者:不明
雑感:かつては連雀町と呼ばれていた神田須田町界隈です。コンクリートのビルに囲まれて、戦災の大火をくぐり抜けて生き延びた木造建築がいくつか残ります。この界隈を歩けば戦前の東京の町並みも想像できるようです。
創業明治17年の「神田まつや」は、大正13年に建設された木造2階建ての蕎麦屋です。このような建築の中で美味しい蕎麦をいただくのはまさに至福の時です。

草道康代
作品タイトル:互明社
建築物所在地:古座川町



甲口博
建物名称:第一赤道儀室 (三鷹天文台)
所在地:東京都三鷹市大沢2−21−1
建築年度:1921年(大正10年)
設計者:東京大学営繕課設計部
雑感:
2012・5・21日本全国で金環食の天体スライドショー・ベリービーズ。
1階は倉庫(RC造)・2階が観測室(木造)。
ドーム屋根のスリットの開閉と屋根全体の回転は人力で行う。
現在は使用されておらず。
天体観測のための機能を優先しており円形の形態に表れている。
2011・11・14晩秋の晴れ。ゆったりとした時間でした。

小林淳男
作品タイトル:丹波市役所柏原支所
所在地:兵庫県丹波市
建築名称:丹波市役所柏原支所(旧柏原町役場)
建築年度:昭和10年
設計者:内籐克雄
雑感:木造のかわいい姿に、夢中でスケッチ!




齊藤祐子
作品タイトル:積善館
所在地:群馬県四万温泉 
建築年:元禄4年(1691年)昭和5年(1930年)他
雑感:
2011年7月、四万温泉積善館の本館を訪れました。積善館は元禄時代の創業。元禄4年(1691年)に建てられた県重要文化財の本館玄関部分、正面は昭和5年(1930年)建築の「元禄の湯」とそれぞれの時代を象徴する趣きゆたかな木造建築群が迷路のように建っています。風に揺らぐ本館、湯治場、木造三階の建築を満喫できます。

 

笹沼健一
作品タイトル:JR新橋ガード下界隈
雑感:
赤煉瓦の東京駅々舎は建設当初のレトロな姿に復元され、近々オープンする。
一方鉄道全体では新型車両の導入や路線の乗入れ、ルートの延長など早くて便利になっている。
しかし気をつけて観察すると山手線内にはこれら鉄道を支える橋梁やガード下など取り残されたレトロな風景が点在し、心惹かれる。

渋谷忠之
作品タイトル:北品川の木造建築
建築物の所在地:東京都品川区北品川
建築年度:不詳
設計者:不詳
雑感:
北品川の下町に佇む木造建築(飲食店)です。
また品川にお立ち寄りの際は、ぜひ旧東海道を歩いて旧い木造建築を散策すると面白いです。

 


鈴木惇子
作品タイトル:早稲田大学大隈講堂

 

鈴木喜一
作品タイトル:旧東京医学校
建築物所在地:東京都文京区白山3-7-1 小石川植物園内
建築年:明治9年(1876年)
設計者:林忠恕


鈴木隆司
作品タイトル:復生記念館
所在地:静岡県御殿場市
建築年度:明治30年(1897年)
雑感:
御殿場の、のどかな田園地に「神山復生病院」があります。
そこに、フランス人神父が建てた日本初のハンセン病の治療所だった当時の建物が残っていて、記念館として公開されています。
スケッチの日は天気が良く、とても気持ちよかったのですが、ブヨが2ひき顔のまわりに飛んできて終始邪魔をしてくれました。

 

鈴木悠
作品タイトル:東京文化会館
所在地:東京都台東区上の公園
建築年:昭和36年(1961年)
設計者:前川 國男


関根和夫
作品タイトル:神宮外苑絵画館




武田直美
作品タイトル:同志社大学女子会館

 

田島利行
作品タイトル:県立佐倉高等学校 記念館
所在地:千葉県佐倉市鍋山町18
建築年:明治43年(1910年)
設計者:久野節、後藤政二郎
雑感:
佐倉藩九代藩主 堀田正睦は洋学の受入れに熱心で、藩医を長崎に遊学させたり、江戸の蘭学者 佐藤泰然を招き順天堂塾の開設を助けるなど、なかなかの先覚者だった。佐倉高校に日本最初の蘭和事典「ハルマ和解」が保存されているのもこうした土地柄からであろう。明治43年に竣工した佐倉中学校の本館も教育熱心な堀田家の財政援助があったという。木々に囲まれた校舎は現在記念館として保存されている。正面玄関の左右に小塔を配し、屋根の中央にも換気用の小塔を建て、明治の洋風校舎らしい堂々とした構えである。この塔は文明開化時代に流行した時計塔に較べて軽やかであるが、明治を脱し、大正へとむかうデザインの新鮮さが感じられる。佐倉は歴史の町、江戸期、明治期の遺産が数多い。史跡を尋ねて楽しい一時である。
※H24.4月NHK朝のテレビ小説”梅ちゃん先生”の女子医院(城南女子医専)のロケに使われ、内外の造りが判る。

田中敏郎
作品タイトル:東京物理学校

田中直子







仲澄江
作品タイトル:姿を表してきた東京駅

中川弘
作品タイトル:壊されていく路地


永田博司
作品タイトル:はん亭
所在地:東京都文京区根津2−12−15
建築年度:1917年(大正6年)
設計者:不詳
文化財指定:国登録有形文化財(第13-0056号)
建築面積:36m2
雑感:
元々、下駄の爪掛け屋として建てられたようですが、変遷を経て、今は串かつ店・はん亭根津本店として使われています。大正期の根津の街並みを彷彿とさせ木造3階建て(総けやき造り)の粋な建物です。国登録有形文化財に指定されています。


中根優子
作品タイトル:本郷菊坂 旧伊勢屋質店
建築物の所在地:文京区本郷
建築名称:旧伊勢屋質店
建築年度:見世(店)明治40年
     座敷   明治23年
     土蔵   明治20年に移築
設計者:不明
雑感:
樋口一葉が困窮の中、足繁く通った質店。既に廃業しましたが、毎年「一葉忌」の11月23日に一般公開しており、私も、公開のボランティア・スタッフをしています。愛着ある伊勢屋さんを真正面からじっくり見つめてみました。修理はされていますが、土蔵は、ほぼ一葉さんが通った当時のままです。一葉さんの一張羅は、ここに預けられたのでしょう。これからも遺し守っていきたい菊坂のシンボルを、たくさんの方に見ていただきたいと思っています。

なかのさちこ
作品タイトル:大社湯
建築物の所在地:鳥取県倉吉市新町
建築年度:明治40年頃
設計者:不明
雑感:明治時代から続く銭湯。隣地は出雲大社の分院。

 

中原早季子
作品タイトル:村上精華堂
所在地:東京都小金井市 江戸東京たてもの園内
雑感:
かつて東京都台東区池之端2丁目にあった小間物屋。


中村祐子
作品タイトル:聖霊病院聖堂
建築物の所在地:金沢市
1931(昭和6年)竣工。設計は北海道のトラピスチヌ修道院などで知られているスイス人建築家マックス・ヒンデル(1887-1963)による。
雑感:
金沢市の武家屋敷街を楽しんだ後、その外れの病院の裏にひっそりとたたずむ聖堂を見つけました。武家屋敷街らしくシンプルな外観ですが、窓の形状や塔がここち良いリズムを奏でています。(塔の上には十字架がたっています)

楢村徹
作品タイトル:倉敷キリスト教会(竹中幼稚園)
建築物の所在地:岡山県倉敷市
建築物名称:倉敷キリスト教会
建築年度:昭和初期
設計者:西村伊作
雑感:
倉敷の近代の基盤を生み出した大原家などの拘わりの中で生まれた建物。私の実家の斜向かいにあり、幼稚園時代に通った建物で、身近な記憶が多い。大原孫三郎などのキリスト教への信仰から、東京の文化学園の創始者であり、キリスト教徒であり建築家でもあった西村に設計依頼が行なわれたのであろう。他にも若竹の園・幼稚園、クラレ役員住宅など、倉敷には西村の作品が散在している。



弘中栄美
作品タイトル:早稲田大学演劇博物館


藤原成暁
作品タイトル:イサミスクール
建築物の所在地:行田市
竣工年:大正6年(1917年)〜昭和13年(1938年)
設計者:不詳
雑感:
イサミコーポレーションの前身である鈴木勝次郎商店が開設した現存する行田で最古の大規模足袋工場。現在は被服工場として稼働している。大正6(1917)年に建設された木造洋風ノコギリ屋根に特徴がある。
正門を入ると程良い前庭空間があり、そこに落ちる光と影やコラージュされたトタン屋根が面白くてスケッチしたものである。






松井孝勇
作品タイトル:二ヶ領用水 久地円筒分水

南雄三
作品タイトル:看板建築饗宴・神田編
雑感:
神田界隈を自転車で走りながら描いた看板建築。
1つまた1つとなくなりました。
それを絵の中で復活させながら、まだ元気な看板と饗宴です。


宮井周平
作品タイトル:中産連ビル
建築物の所在地:名古屋市東区白壁
建築名称:中産連ビル
建築年度:昭和38年(1963年)
設計者:坂倉準三
雑感:
名古屋市東区の事務所ビル。来年で丁度、50歳になります。隣には、より高い別棟がそびえ立ち、耐震補強手術のため、満身創痍の状態。当時の迫力が損なわれている、建て替えの方が良いのではという声も上がったとか。しかし、決してそんなことはありません。確かに、こんな状態にしてしまった人間というのは、悲しい存在だけれども、建物自体は何も悪くありません。今、私たちがしなければならないことは、来年の50歳の誕生日を祝い、そして、次の50年を考えることだと感じながら、筆を置いた。


宮澤美保
作品タイトル:近代製糸産業を支えた建物たち
建築物の所在地:松本市中央
建築名称;カフラス株式会社(旧片食松本製糸工場)
建築年:昭和4年(1929年)
鉄筋コンクリート、スクラッチタイル
雑感:
とり残されたように大型スーパーとその駐車場の間にあるこの建物。近くには蚕業試験場の建物も残っているが、どちらも近い将来取り壊す予定らしい。このあたり一帯の再開発ということだけれど、松本の近代の発展を支えた絹産業の歴史を語る上では、残す方向で考えられないものかなあと思うが、時代の流れで仕方ないのか。残念なことです。

 

宮本和義
作品タイトル:山手214番館
所在地:神奈川県横浜市中区山手214
建築年:大正末期〜昭和初期
設計者:不詳
木造2階建、RC地下1階
雑感:
外国人住宅として建てられ、その後スウェーデン領事館に使用。現在は横浜共立学園の所有となっている。
横浜市指定有形文化財


森本太郎
作品タイトル:カトリック神田教会
建築年:昭和3年(1928年)
設計者:マックス・ヒンデル(Max Hinder)


















渡邉義孝
作品タイトル:異形の門 〜尾山神社神門
建築物名称:尾山神社神門
建築年:明治8(1875)年
国重要文化財
雑感:
これが「近代建築か」といわれそうだが、れっきとした明治初期の近代建築である。
木骨石造・レンガ造を組み合わせ、ゆるやかなアーチときりっとした宝形の銅板葺きの屋根、と思えば中国風の桟唐戸、更にはステンドグラスと、デザインのてんこ盛りの観がある。
それらがバラバラに自己主張せずに統一感を保っているのは、絶妙なバランスを考えた設計者の力量だろう。

 


渡邊 理恵
作品タイトル:旧華頂宮邸
建築物の所在地:神奈川県鎌倉市浄明寺2−6−37
建築名称:タイトルに同じ
建築年度:昭和4年(1929年)
設計者:不明
雑感:
ウエブ上で見たシンプルでステキなステンドグラスから旧華頂宮邸の存在を知り、今年4月に訪れました。
雨風の激しい日建物の中には入れませんでしたが、玄関先にそのステンドグラスがあり見ることが出来ました。