AYUMI GALLERY

Vol.12

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悲しみの朝

2009.2.14

大類 裕幸

70歳になったら富士山に登りたいと、何度も彼は言っていた。
70歳になった去年の暮れには、暖かくなったら、また山登りを始めようよと約束をしたばかりなのに、それもできなくなってしまった。
昨日の夜その知らせを聞いた。
「予定が重なったときは、楽しいほうを選べばいいんだよ」
彼の口ぐせだった。

旅感、水空に。