AYUMI GALLERY
展覧会案内 2002 

2002.05.31 [Fri.] 〜06.05[Wed.]
a.m.11:00 - p.m.7:00

津野瀬茂樹 個展

帆布とパイプフレームによるイス
一連のシステム展開

 

 

 

 

【つのせしげき略歴】
1937年東京生まれ、岡山県の山間育ち。集合住宅の設計に長年たずさわる。あちこちの集落景観を求めて気ままに旅をぶらつき、好奇と出会いを楽しむ。
デザインフォーラム1999公募展入選をきっかけに、一連のシステム展開による作品がようやく姿をあらわし、初めての発表展。

 

 このイスは、安価でしかも丈夫な天然素材である帆布とパイプフレームの組み合わせにこだわり、独自の“しかけ”を工夫することで、X型の開閉システムが持つシンプルな合理性とその可能性を追求した、折り畳みイスである。・・・住まいにおける床座とイス座は、本来互いに補完しあう連続したものと考えられる。時にはイス座に身体をあずけ、時には広がりを持つ床座に身体を伸ばす。・・・広げて使用し、閉じて立てかける。時には、配置のかたちを変えて楽しむ。折り畳みイスは、一連の使用形態がそれぞれに美しく在る“イス”として、無理のないありのままの生活スタイルを促すものでありたい。
 3種類+6バリエーションを含めて15点前後の展開。

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