AYUMI GALLERY
展覧会案内 2003 

2003.6.6[Fri.] 〜6.11[Wed.]
11:00 - 19:00

鈴木喜一水彩画展

「いま描きとめる日本の近代建築」

 

すずききいち
1949年静岡市生まれ。建築家・武蔵野美術大学講師
1984年鈴木喜一建築計画工房開設。実務のかたわらアジアの辺境を中心とした旅を続け、プリミティブな人間の風景をじっくり記録している。
著書:『スケッチで綴る日本近代建築紀行』、『大地の家』、『まちと建築を再生する』、『旅泊の空間』、『中国民家探訪事典』他
画文集:『旅の中の風景』、『語りかける風景』

 いま日本の近代建築は都市再開発の名のもとに危うい立場にあります。実際、激しい勢いで古い建物が壊されています。と同時に伝統的な美しい日常風景も失われつつあります。建築家鈴木喜一は生活の原点を見つめるユーラシアの旅と同様に、日本全国をくまなく歩き、今しか描きとめられない建築や風景を水彩画に記録しています。既に壊されてしまった銀座の交殉社ビル、あるいは保存された会津山村道場の絵など、約50点の作品を展示します。多くの方々に近代建築の素晴らしさ、楽しさを感じとっていただき、延いては保存再生への一助となればと思います。

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