AYUMI GALLERY

1999.06.18 fri. 〜06.23 wed.

鈴木喜一写真展/中国辺境の民家を訪ねて
壊されてゆく風景・中国

すずききいち

<略歴>
1949年静岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。武蔵野美術大学講師。
鈴木喜一建築計画工房主宰
1980年〜1981年、フランスを中心にヨーロッパ各地、北アフリカ、中近東を巡る。
【主な作品】南会津の馬宿・染屋復原、中野白鷺の家、雑司が谷の家、猫の家ほか
【主な著書】『新・大地の家』(建築資料研究社)
『旅の中の風景』(PMC出版)
『スケッチで綴る日本近代建築紀行』(日経BP出版センター)
『旅泊の空間』(商店建築社)
CD−ROM写真集『アジア漂流』(t−rex)
1984年、鈴木喜一建築計画工房開設及びアユミギャラリーを開廊。
 実務のかたわらアジア辺境を中心とした独自の旅を続け、プリミティブな人間の風景をじっくり記録している。
【戯曲】『馬宿夢幻』、『戯れ言』、『アジア人間漂流』

                                         

 1985年から1999年にいたるまで、中国各地を探訪し続けてきた鈴木喜一の写真約70点を展示。強力に進む改革開放政策のもとで、あわただしく変貌する中国民家の現況を報告する。
「それにしても奥地に行けば行くほど中国の民家はくっきりと見えてきた。歩くこと見ることは本当に楽しかったが、見た責任と課題もそこに生じてきたのも事実」と鈴木喜一は語っているが、アユミギャラリーでは、これから中国の民家はどのように生き続けていくのか、壊されていくのか、中国の枠、アジアの枠を取り外して、身近な問題としても措定し、過去も未来も入り交じった新しい視座を検討するスライド上映会も企画中。

next
back

1999展覧会一覧へ戻る