おおばいくよ
<略歴>
1968年 東京都生まれ
1994年 東京芸大美術学部絵画科日本画専攻卒
1996年 東京芸大大学院美術研究科絵画専攻修了
現在 明星大学日本画研究室勤務
(教務課嘱託実習指導員)
<画歴>
1994年 東京芸大美術学部卒業制作
東京大学買い上げ
1996年 東京芸大大学院第3研究室 修了模写
「第322窟北壁説法図(初唐)」
台東区長賞受賞、台東区買い上げ
1997年 朱樹展(グループ展)野村財団ガレリア
ベリーニの丘ギャラリー(横浜)
多摩大賞第9回TAMAうるおい美術展入選
パルテノン多摩(多摩)
1998年 湧水-12WORKS-(グループ展)アユミ
ギャラリー
大場郁代展(個展)アユミギャラリー
第13回有芽の会(新進日本画家研究発表
展)西武アートフォーラム(池袋)
1999年 多摩大賞第10回TAMAうるおい美術展商
工会議所会長賞受賞、商工会議所買い上げ
パルテノン多摩(多摩)
清水真奈、大場郁代2人展 ガレリアラセ
ン(国立)
第14回有芽の会(新進日本画家研究発表
展)西武アートフォーラム(池袋)
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この1年身にふりかかった衝撃打撃、反対に静寂を感じたりと毎日が千変万化。月を流れる雲、雨のおと、多摩川の行方、置き去りの錆びた鉄、枯葉のにおひなど。
きがつくといつも空をみあげ、耳をすまして鼻を効かせている自分に気づく。
こころにうつる記憶は呼吸しながら静かに変化していく。
はしりがきの断片をたどりながら再び手から湧き出たいろんなものがカタチになろうとするとき、箱庭のような間垣を隔てたなかに集約された、小さな世界に重なりを想う。
和紙や着物の古裂と日本画絵具や箔などを用いてわたしの潜在の「うちなる和」から楽しんででてきたもの。
ギャラリーの室内のやわらかな呼吸を大切に平面小作品を展開。
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