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チベット報告 近藤 亜未
生きててよかった。バスから降りた瞬間、そう思った。周りの山が月明かりに反射してきらきらしてた。その日は嬉しさと、次の日が楽しみなのとで寝れなかった。
朝。昨晩見えなかった山がよく見える。下を見下ろすと、菜の花が春風にゆれて嬉しそうだった。挨拶するとみんな笑顔で返してくれる。牛だって天気良くて気持ち良さそうだ。そんな光景を見ているとこっちまで嬉しくなる。昼。何もせずただ家の屋上でぼーっとする。途中雨が降ったが、きつねの嫁入りですぐにやんだ。後にはまた青空が広がる。ぼんやりしている間に色々考えた。日本にいるとあせってばっかりで何かをゆっくり考えているひまなんてないもんね。結局結論は出なかったものの、それでもまいいか。って思える自分が嬉しい。そのまま昼寝に突入笑。夜、村のみんなが歓迎パーティーをしてくれる。みんな歌も踊りもとても上手で、きれいだった。私も歌った。まさかチベットで歌って踊るとは思ってなかった笑。次行く時はちゃんと踊りを覚えてゆこうと心に誓った。ひとしきり騒いだ後、空を見たら星がすんごい綺麗で何か泣きそうになった。次の日は一日遊んだ。何しにチベット行ったんだわたし!みたいな。とても仲の良い友達ができた。何かあると私の名前を呼んでくれる。言葉は通じないけど、すんごいうれしい。でも別れは必ずくる。別れるのは寂しいけど、会わなけりゃよかったとは思わないから不思議。あたしのピアスの片一方を遠くても思い出してもらえる様にあげてきたけど、元気にしてるかなあ?私は日本で元気でやってます。それをきっかけに、せめて自分の側に居てくれる人とは別れたくないなあ、大切にしたいなあと思った。自分が誰かに生かされてることに気がついた。チベットはとても綺麗なところだった。綺麗すぎて少し切なくなった。またいつか、行きたいと思う。そんでまた笑顔で、笑って再会出来ればいいなあと思う。
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