第七期神楽坂美術塾 第十九回・二十回講座
「須玉一泊スケッチ会」

■日時 3月17日(土)〜18日(日)
■場所 
山梨県須玉町
講師 鈴木喜一



 3月の講座は毎年恒例となった国内一泊の修了ツアーです。今年も美術塾・写真塾合同で開催され、総勢37名の参加となりました。

▲須玉町歴史資料館/鈴木喜一

 訪れたのは昨年の近代建築スケッチ展の会場となった山梨県須玉町です。

 山梨県といえば、藤村式と称される貴重な近代建築(藤村県令が意図した一連の擬洋風建築)が多いことで知られている場所です。今回はその藤村式の学校、旧津金学校校舎を拠点とし、須玉町津金地区を訪ね、人々に愛され活かされている建物や八ヶ岳、南アルプスに囲まれた大自然をスケッチしました。

3月17日(土)

 集合場所である須玉歴史資料館は、最寄り駅である韮崎駅からバスで40分程かかる山奥にあります。集合後はまち歩きをして各自スケッチポイントを探しました。蔵に描かれた様々な鏝絵や漆喰が塗られていない土倉や段々畑と山に囲まれた自然など、絵になる所はたくさんあります。
 当日は天候に恵まれ、絶好のスケッチ日和……と言いたい所ですが、村の周りを囲んだ雪山から吹いてくる風はとても冷たく、3月とは思えないほどの寒さでした。しかし、そんな寒さにも負けず、皆さん頑張ってスケッチされていました。

▲みんなでまち歩き
▲壁に描かれた月の鏝絵
▲大きくて立派な家

 夜は宿泊施設のおいしい学校にて美術塾・写真塾合同の宴会です。各塾の塾長から挨拶を頂いて宴会がスタートしました。ここでも恒例の美術塾生による食事風景のスケッチが始まりました。そして突如、塾長の描いた食事のスケッチがオークションに出されることになりました。500円からスタートして、600円、700円、徐々に上がっていき、1,500円、1,600円・・・2,000円!と最高値をつけたのが石瀬さん御夫妻です。見事落札され、売り上げは二次会の資金となりました。

▲美術塾・塾長鈴木喜一の挨拶
▲食事をスケッチ
▲落札した石瀬さん御夫妻

 そして食事が終わる頃、本日のスケッチの講評会が始まります。自分の描いたスケッチを手にひとりづつ感想を述べていきました。寒さに負けず一生懸命描かれた作品はどれも力作でした。
 講評会後は、修了証書授与式に移ります。半数以上の講座に出席した方のみ修了証書が出ました。

▲自分の作品を手に講評会
▲感想をしっかりと聞く塾生
▲修了証書授与

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