●鈴木喜一・2004年秋の風景/2004.11.09

夜の読書

 最近、枕元で音楽を小さく流しながらパラパラと読書をしている。
昨夜は八木重吉詩集を読んでいた。いくつか心に響いてくる詩がある。

  みずが
  ひとつのみちをみいでて
  河となってながれてゆくように
  わたしの こころも
  じざいなるみちをみいでて
  うつくしくながれてゆきたい

  かなしいのでもいい
  よろこばしいのでもいい
  こころは
  うごいておれよ
  なまなましく

  歩きたくなる
  むやみと
  歩きたくなる
  あるくことが
  いちばんすぐれたことのようにおもえてくる


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