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【1】今年も文化財建造物が会場に
近代建築史への旅・第12回スケッチ展の仙台展は、8月25日(土)から仙台市内の荒巻配水所旧管理事務所を会場に開催されました。ここには、過去最多の106点の、北海道から岡山までの近代建築のスケッチが並びました。
会場となった荒巻配水所旧事務所は、菊池孝太郎の設計で1933年に建てられたRC造のライト風の二階建ての建物。
本来の使命を終えた後、近所の町会の集まりなどで使用される他はほとんど使われずにいたようです。それが2000年に国の登録文化財となったことを機に修復され、今回のスケッチ展が、この建物の公開活用の第一号となりました。
荒巻配水所旧管理事務所は、貴重な文化財であり、また絵画展示を想定したつくりではないため、展示方法が問題となりました。
そこで宮城県北部で国産材の活用を提唱し、燻煙乾燥技術を開発している「くりこま杉協同組合」の協力を得て、杉集成材による仮設棚をつくっていただきました。これが見事に室内にマッチし、建物を一切傷つけることなく、百点余の作品展示が可能になりました。
右上写真・スケッチ展会場の荒巻配水所
右下写真・くりこま杉協同組合による棚据え付け
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