大地の家に住まう人々の真心に触れた旅

2002 神楽坂建築塾 番外講座ツアー報告

中国の地下住居ヤオトンと西安の町を見る
ルート/西安→延安(毛沢東の家→周恩来の家→延安大学→黄土高原・羊家荘→黄河壷口瀑布)
→西安→三門峡(窰底村→廟上村)→西安


記念撮影

窰底村・院先生の家

 神楽坂建築塾番外編の中国・窰洞(ヤオトン)ツアーが、9月9日から17日の期間実施され、24名が参加しました。
 ヤオトンとは、いまだ中国に残る地下住居のことです。それは、大きく靠山式(山の斜面や崖面に直接穴を掘られたもの)と下沈式(最初、地面に大きな竪穴を掘り、その各壁面に横穴を掘ったもの)の2種類に分けられます。今回は陝西省西安、陝西省延安、河南省三峡門を巡りました。
 一行は、日本人が50年以上足を踏み入れていない村(河南省三峡門市・窰底村)を訪問。窰底村は、窰洞が2キロ四方に広がる村で約50世帯の人々が生活しています。主な職業は、農業(小麦、りんご)です。気候は、日本と比べて雨が少ないことも窰洞には適しています。
 下沈式のヤオトンが主流で古いもので300年の歴史があります。1980年代を最後に新しいヤオトンは作られていません。その村では、一行を盛大に迎えて下さり昼食をご馳走になりました。
 道中、ホテルの従業員と塾生達が中国語を練習している姿に王超鷹氏(PAOS代表・ツアーの案内人)は「すごいね、中国人と日本人が自発的に語学交流をしてるなんて感動するね」と語り、参加者も「この集落は世界遺産クラスの貴重なもの。実測などでできる限り協力していきたい」(楢村徹氏/建築家)、「今後は、ヤオトンのある更に奥地の集落をぜひ探訪したくなった」(大橋富夫氏/写真家)などと感想を語りました。
 その村には、布に書かれた神楽坂建築塾の寄せ書きが保管されています。皆さんが窰底村を旅したらぜひその寄せ書きを見てください。この旅の詳しい報告はいずれまた建築雑誌等(未定)で行う予定ですのでお楽しみに。

【渋谷忠之】

 



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