神楽坂美術塾番外スケッチツアー
オランダの古い町と運河を描く

▲GROSSAT BV/Sketch by Kiichi Suzuki

ツアー報告

 今回の旅はアムステルダムを出発点として、デルフトを目指しました。その後はミディルブルグ、アルクマール、ユトレヒト・・・と、候補地はいくつかありましたが、デルフトを目指しつつ、参加者と相談して最後の訪問地をハーレムにしました。今年はそれほど寒い日がなく、スケッチするには良い気候となりました。

Amsterdam

 アムステルダムの町は扇形の形をしていて、中心にアムステルダム中央駅があり、その周りを5本の運河が流れています。今回は5本目の運河の近くのホテルに滞在し、そこを拠点にアムステルダムを散策しました。
 まず最初に向かったのは、国立ミュージアムです。ここではオランダ絵画の中でも必見といわれるレンブラントやフェルメールを堪能しました。また、ミュージアムの中では学校の授業が開かれているのにも驚きました。その後、アムステルダムで一番古いといわれる1670年創業のBar Hoppeに行き、ランチをしながらスケッチが始まりました。午後はダム広場で解散し、夕方まで各自で散策してスケッチしました。アムステルダムは建物だけでなく、運河やハウスボート、街中を走るトラムといったものも絵になります。


▲運河沿い/Sketch by Kiichi Suzuki

▲レンブラント「夜警」の前での授業

▲ハウスボートが浮かぶ運河

Delft

 次に訪れたのは白とブルーのデルフト陶器で有名なデルフトです。町の中心となるマルクト広場には新教会市庁舎が向かい合っていて圧巻です。また、街の中には小さな運河がいくつも流れていて、そこに架かるなど、小さい町ですがどこを歩いても絵になります。
 宿泊したHotel Leeuwenbrugもとても可愛らしく、このホテルを描かれる方もたくさんいました。また夕食をしたレストランでは、スケッチを通して一人の紳士と仲良くなりました。彼をスケッチしてサインをもらう人、一緒に写真を撮る人、持参した筆ペンをプレゼントする人など、それぞれが親睦を深めました。デルフトには3日間滞在し、終日自由行動だったので、皆さんたくさんスケッチができました。


▲プラタナスの広場/Sketch by Kiichi Suzuki

▲宿泊したHotel Leeuwembrug

▲斜めに傾いている旧教会

Haarlem

 ハーレムはレンガ造りの古い切妻屋根の家並みが続く古都です。中心部のグローテ・マルクト広場には聖バフォ教会が堂々とそびえたち、月曜と土曜には大きな市が立ちます。運良く月曜に到着した私達は市を見物することができました。
 ハーレムでの2日目は、ハーレムで1日過ごすコース、デルフトに戻るコース、デンハーグ→デルフトを巡るコースと3つに分かれて行動しました。それぞれのコースで思い思いの1日を過ごせて皆さん満足されたようです。


▲COACH HOUSE/Sketch by Kiichi Suzuki

▲ハーレムのハネ橋

▲ハーレムの夜明け

参加者紹介


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