神楽坂建築塾2000年度塾生募集

▲募集は終了しています。なお、2001年度生を2000年12月より募集します











 「つくること」と「残すこと」

地球上の風景があわただしく変貌しています。
 素朴な生活が保存されている、いわゆる辺境といわれる場所もいつまで生き続けていくことができるのか、時間の問題になってきているような気がします。
 まちや建築の閉塞状況を突破するためには、新しいものをむやみに「つくる」だけでなく、歴史的なものを「残す」「活用する」ということを視野に入れて、21世紀に向けて幅広く建築を考えていくことが必要ではないでしょうか。
 過去も未来も入り交じった新しいヴィジョンが待望されている時代にさしかかっていると思われます。

 昨年5月、こうしたことを念頭に「現代版寺小屋」をめざしてスタートした神楽坂建築塾は、全国から建築家・建築愛好家・芸術家・学生・主婦ら幅広い人々の熱意を集めつつ、間もなく第一期のカリキュラムを終えようとしています。

 アユミギャラリーでは2000年5月から、募集人員を30〜40名に拡大して神楽坂建築塾の第二期をスタートさせます。
 講義中心の土曜夜スクールとフィールドワーク中心の日曜スクールという構成は変わりません。対象は20歳以上の建築家志望者、建築愛好家とします。塾長は建築思潮研究所相談役で『造景』編集長の平良敬一氏、今年度の主な講師陣は別欄の方々を予定しています。
 修業期間は1年(20回を予定)、最後に修了制作または修了論文で自分なりの考えを表現し、塾生修了展をアユミギャラリーで開催と同時に主要な建築雑誌、及びウェブ上で公開する予定です。

 建築塾募集期間は2000年3月1日〜15日です。入塾希望の方は、次頁の説明をよくお読みになり、必要事項を記入の上、3月15日(水)までに郵送してください(当日消印有効)。なお、アユミギャラリーでは5月12日〜17日の期間、「神楽坂建築塾第一期生修了制作展」を開催します。こちらもぜひごらん下さい。

神楽坂建築塾事務局代表 鈴木喜一




  
 神楽坂建築塾では、正規の講義のうち、年二回程度を「公開講座」として一般の方々にも公開します。1999年度には、7月に「対談/和の視点」(長谷川堯氏×大石治孝氏)を、また12月に「対談/建築評論の地平」(平良敬一氏×立松久昌氏)を開催しました。なお、「建築評論の地平」は講義録を読むことが出来ます。

安藤カンティネッタアイデアコンペ

神楽坂建築塾研究生の安藤文隆です。この春から東京都品川区大井に小さなワインバーとスタジオと自宅をつくることになりました。まだ着工したばかりですが、店舗空間はコンクリートの躯体のままで内装に関しては、あれこれ思案を重ねております。そこで広くアイデアを公募することにしました。

ただいまは「講義録コース」のみ募集中です

募集要項(募集は終了しています)

主な講師陣

修了制作展を見る(1999年度塾生)