東晋時代の自然詩人陶淵明は『桃花源記』の中で
田園のユートピア的物語を描出している。
主人公の漁師が、偶然に迷い込んだ桃源郷で大歓迎を受ける。
しばらくこの地に逗留した漁師は自分の現実世界を詳しく話し、
村人たちはその話にみな驚いてため息をつく。
時が流れて漁師が暇を告げると、村人たちは彼に言うのだった。
「この村のことは外界の人に話すほどのことではありませんよ」と。

ぼくは美しい風景を美しいよ、不思議な空間があるよということ、
世界は謎に包まれているよ、ということをシャングリラの中で語りたい。
そして彼らとの素朴な交流を伝えたい。
でも一方でいつもこの話を思い出してしまう。
ほんとうはそっとしておくべきではないかとも……。


シャングリラへの旅【アジア編】

Nepal  1992

Viet-Nam  1993

KOREA  1993

MYANMAR  1993

中国・河北省承徳  1993

NIAS/INDONESIA  1993

中国・安徽省黄山   1994

中国・貴州省雷山  1994

Andaman lslands/INDIA  1994

中国・黒龍江省 ハルピン/チチハル  1994

CAMBODIA  1995

LAOS  1995 

台湾・淡水  1995

韓国・江原道ソクラサン  1996

SINGAPORE・MALAYSIA・INDONESIA  1996

シャングリラへの旅【欧州編】

TURKEY  1994

TURKEY→BURGARIA→MAKEDONIJA→GREECE  1995

 

シャングリラへの旅【国内編】

瀬戸内海  1993

北海道 1996

シャングリラへの旅【GLOBAL編】

PLANET MOSAIC  1996

シャングリラへの旅【シャングリラの語るもの】

最終回 シャングリラの語るもの  1996


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